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月刊がん もっといい日Web版

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『週刊がん もっといい日』編集部(株式会社日本医療情報出版)
TEL.03-5688-7816
FAX.03-5688-7803


週刊がん もっといい日
2007年Vol.66
7月6日更新


Vol.66号の目次 『週刊がん もっといい日』編集部 山本武道からのメッセージ

@統合医療最前線
生薬や水を用いた治療法で人間に備わった免疫力を強化しがんの増大、転移を防ぐ
取材協力:東京・日比谷タニクリニック 谷 美智士院長


A連載
おしゃべりをしたい患者さんへお医者さまからの呼びかけ
『闘病も人生。だからこそ自分の人生を輝かせて・・・
院内患者会の輪づくりに参加した体験記』
田中 祐次
(東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム部門助手)

07年7月6日更新内容 全記事はこちら

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さて今週もまた、「皆さまにとって「もっといい日」でありますように・・・。
『週刊がん もっといい日』編集部 山本武道


『週刊がん もっといい日』編集部 山本武道

☆☆☆「週刊がん もっといい日」VOL.66☆☆☆


谷 美智士さん

(プロフィール)
谷 美智士 たに・みちお 

1958年、国立長崎大学医学部入学。69年、東洋医学の権威・間中喜雄院長に学び、日本初の針麻酔手術に成功。72年に青山にて開業。その後は度々訪中し、中国医学の研究を進めるとともに東洋医学について精力的な講演を行う。95年からは東京、日比谷のタニクリニックでがん、エイズ、リウマチ、膠原病などの難病の治療を行う。98年、ルーマニアでのエイズボランティア治療の好成績および長年の貢献に対してルーマニアから感謝状を授与。
統合医療最前線


生薬や水を用いた治療法で
人間に備わった免疫力を強化し
がんの増大、転移を防ぐ


取材協力:東京・日比谷
タニクリニック 谷 美智士院長



今から40年も前のことです。母親をがんで亡くし、医師として西洋医療の限界を感じたタニクリニックの谷美智士院長。「もう少し身体にやさしい治療法はないものか」と、東洋医学に興味を持ち始めました。当時は、中国との国交もなければ、日本では東洋医学の取り組む医師は、ほとんど存在していないような時代です。そこで当時、長崎の大学病院にいた谷院長は上京し、神奈川県小田原市に開業する東洋医学の権威、間中喜雄院長のもとで針灸を学びました。以来、度重なる中国訪問をはじめ、35年間の豊富な経験に基づき独自の手法を築き上げた谷院長は現在、東京・日比谷で東洋医学を用い、がんやエイズ、リウマチなど、さまざまな難病の治療にあたっています。

複数の療法を組み合わせ
5か月以上かけて免疫力を強化


「当院で行う東洋医学に基づいたがん治療とは、人間が本来持っている免疫機能をもう一度回復させ、さらにそれを強化してがん腫を排除することや、転移を防ぐことを目的としています」
谷院長が行き着いたのが、生薬を始めとする数種類の治療法でした。これまで免疫機能を強化し、がんを小さくさせる天然の素材はないものかと、何度も中国に足を運び、2000〜3000種に及ぶ素材を検討しました。そのフィールドは、中国のみならずアフリカ、チベット、モンゴル、タイ、パプアニューギニアなど全世界に及んだそうです。
こうして手にいれた生薬は、悪性細胞に対抗する免疫の質やバランスを改善させ、力をつけるものです。タニクリニックでは独自に開発した3種類の生薬を、病態や免疫活性に応じて使い分けます。  
「人間の体に最も親和性があるのが水」と語る谷院長は、『アストル水』と呼ばれる東洋医学で言う「正気」を、クリニック独自の方法で大量に含ませた水薬を、がん治療に用いています。

「植物が地下より水とミネラルを吸収し、毛根やふるい管をとって成長に必要な栄養(気)を上方へ上げる水液は、人の免疫系に良い作用を及ぼす気(正気)を多く含んでいます。その水液をさらに活性化したものがアストル水」(谷院長)
十数種類あり、それぞれ病人に合ったものを、谷院長は、通常2種類使用するそうですが、同時に欠かせないのが「食事療法」です。
「がんや花粉症など免疫系の病気にかかる人が、近年、急激に増加していますが、そのほとんどの原因が食生活にあります。なかでも、遺伝子や免疫機能を損なう食品添加物の化学薬品は極力避けてほしい」と谷院長は強調します。
待合室の風景

待合室の風景2

「野菜は免疫系に良いキノコやブロッコリー、にんじん、キャベツ、たまねぎを中心に有機農法のものを摂取してもらいます。また魚は大型のものであればあるほど、ダイオキシンなど有害物質を体内に溜め込んでしまうため、ちりめんじゃこなど小型のものを積極的に摂取するよう心がけてもらいます」
このように免疫系に有益なものを摂取し、悪性腫瘍に加担するものは避けるよう、クリニックでは詳しく食生活について指導していきます。
同院では、このほかに人の免疫系に大きく関わる「気」を整えたり、瞑想も取り入れるなど、その人の状態に応じた療法を組み合わせ、免疫力を強化します。なお十分な免疫調整を行い強化するまでには、「少なくとも5か月以上、通常10か月以上の余命が必要」と谷院長は言います。


備わった機能を活性化させるため
食生活の改善など体に良いことを積極的に・・・


 タニクリニックには、再発や転移した患者さんが全国から多く訪れます。患者さんには、これまで紹介した治療法を、病状に応じて適宜行いますが、「当然、化学療法などによって免疫機能が破壊されていない状態のほうが、治療の効果は高い」と谷院長は語ります。
 これまでに手がけた患者さんは、がんのほか、10年以上前からエイズやリウマチなど、免疫系の難病と言われるものですが、エイズ治療については、その実績が認められ、98年には、ルーマニアから感謝状を貰うという栄誉にも浴しています。
「がんは、外部から何かが侵入してもたらされたものではなく、自分自身の体の異常が原因で作り上げてしまったものです。当院に来た患者さんが、治療で免疫力を強化することによってQOLが改善し、がんを小さくされていることが、その何よりの証拠です。体に本来、備わった機能を活性化させるためにも、食生活の改善など、体に良いことを積極的に行ってあげてください」
症例の一つを、ご紹介しましょう(詳しくはhttp://www.taniclinic.com/gan.html参照)。

<男性・50歳:左上葉肺がん 脊椎・胸骨転移>

【診断】左上葉肺癌 脊椎・胸骨転移 【病理診断】small cell cancer(小細胞癌)

■1997年8月:左上葉肺癌、脊椎、胸骨転移。腫瘍マーカーTPAの異常高値
■1997年9月〜11月: Chemothrapy + Radiation により、腫瘍消失または縮小の後、摘出根治手術を目的として入院治療。 治療結果は良好ではなく、目的とした腫瘍縮小に達せず。それでも手術を勧められたが、手術後の頭部脊髄の損傷による下半身麻酔の可能性ありと知らされて手術を拒否。
■1997年12月:上記Chemothrapyの継続を勧められたが、その苦痛に耐えることを拒否して(医)長白会タニクリニックに来院。当時、内服薬は、背部痛、頭部、左腕痛に対しての鎮痛剤と内服抗癌剤(あまり服用せず)。
■12月10日より治療開始: 煎薬、エキス剤(麦門冬湯他)、アストル水及び気治療、そのほか。
■1998年2月:咳(+++)、ただし背部痛等の痛み軽減。
■1998年3月:咳(±)、諸々の疼痛ほぼ軽快。睡眠改善などQOL著しく良好。MRI検査にて画像上の所見改善。
■1998年7月:CT、MRI検査にて推体転移部位の骨量増加と修復を認める。
■1999年9月:TPA(41)の正常化。
■1999年11月:CT上にて左肺上葉の腫瘍さらに縮小。骨シンチ上の集積陰影濃度の減少。
■2000年9月:軽度の咳以外に症状なく、良好なQOLを保って日常生活を送る。
■2002年5月:健康を取り戻し、仕事に励みながら幸せな日々を送っている。

○ タニクリニック

〒100-0006 東京千代田区有楽町1-9-1 日比谷サンケイビル3階
電話番号 03-3201-5675 (完全予約制)
予約受付時間 9:00〜17:00(木曜、日曜、祝祭日は休診日)



田中 祐次さん
連載

おしゃべりをしたい患者さんへ
お医者さまからの呼びかけ


『闘病も人生。だからこそ
自分の人生を輝かせて・・・
院内患者会の輪づくりに参加した体験記』

田中 祐次
(東京大学医科学研究所探索医療
ヒューマンネットワークシステム部門助手)
2回目―院内患者会の実際

■院内患者会は時空を越えた“情報伝達の場”

 院内患者会とは、時空を越えた“情報伝達の場”です。では、いくつかの院内患者会を簡単に紹介させていただきます。
ここは10年以上前より開催されています。場所は地方都市です。もともとは部長先生の一言から始まりましたが、患者さんや家族の方が中心となり、二か月に一度、病院内の会議室で開催されます。
僕が参加したときの様子ですが、まず患者さんや家族の方が、ばらばらと集まります、医療者は、僕以外にも看護師さんがこられていました。開催場所と日時がほとんど決まっているので、皆安心ですね。世話人の方が、お菓子と飲み物を用意してくれています。そして、おもむろに会が始まります。
自己紹介は、新しく参加したメンバーのみです。全員の自己紹介が行われないのは、時間短縮のためであり、時間短縮を必要と知る理由はおいおい分かります。その後は、おしゃべりに突入です。テーマは、決して病気や治療方法だけではありませんでした。そう、普段みながしているおしゃべりなんです。でも、こうして患者さん同士がおしゃべりすることが必要だと感じるのは、実はこのおしゃべり、いつまでも終わらないのです。
このおしゃべりの時間を、少しでも長くするために自己紹介は新しく参加する方に限定しています。参加したみんな、おしゃべりがしたいのです!!


■病院、地域ごとに独自に育っている院内患者会

 次に、昨年から始まった会です。実は僕も、立上げに深く関わりました。さて、とうとう晴れの第一日目、なんと集合場所に集まったのは、たった二人。僕と世話人の方だけ。僕たちは、あせりました、でも考え直しました。それでもいい、ゆっくり二人で話せる時間がもらえたわけです。
会場に移動し、その後にばらばらと集まり、最終的には6人ほどの人数でおしゃべりを続けました。畳の部屋で、のんびりとした雰囲気で。入院患者さんとお母さんが来てくれたことも嬉しかったのですが、その方が次の会にも参加、しかも、知り合いの患者さんを誘ってきてくれました。
世話人のかたは、「一人くらい暖かい気持ちになってくれればいい・・・」と。そんな会が数回続いた頃、部長先生から、病棟のカンファランスルームで行うことの提案をいただくことができました。もちろん、二つ返事で提案をありがたく受けさせていただきました。他の会でも、大体半年から1年くらい経つと、病院のスタッフからの受けが良くなるようですね。人間、辛抱、辛抱・・・。
 前述の会の世話人の方から後で聞いたのですが、彼等の会も、当初は世話人の方だけし
か集まらなかったときもあったそうです。持続は力ですね。
このように院内患者会は、患者会ごとにというか、病院、地域ごとに独自に育っています。ただ初めて設立するとき、運営上の困ったことなどについては、世話人の方が孤軍奮闘する必要はなく、皆の知恵と経験を生かすべきだと思っています。そこで、できたのが院内患者会世話人連絡協議会 http://www.medicina-nova.com です。ここに、ノウハウをためています。そして支援も、直接行っています!!ぜひ、のぞいてくださいね!!

■院内患者会連絡協議会は、院内患者会を開催している人、これからする人のための連絡協議会です
http://www.medicina-nova.com

■ ももの木はこちらhttp://plaza.umin.ac.jp/~momo/

■ お問い合わせはFAXください 03-3327-0577
■ もも先生とお話したい方はメールください tana-tky@umin.net

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